FRB発表でNYダウがこれから暴騰?【歴史に残る日】

はじめに

アメリカの中央銀行総裁がjackson hole symposiumで大きな発表をしました。歴史的な発表です。30年ぶりにアメリカの中央銀行の制度を変えたんです。その制度は短期的なだけでなく、長期的にもあなたのお金とポートフォリオに影響を与えると思います。その解説をしたいと思います。

今日のテーマ

①このニュースは何が発表されたのか
②これがどのようにDOW JONESと金融株に影響があるのか
③僕のオススメ

①このニュースは何が発表されたのか

8月27日アメリカ時間の木曜日にjackson hole symposiumという会合が行われました。
jackson hole symposiumとは、年に1回先進国の中央銀行総裁が集まって議論をする会合です。歴史を見ると色々な総裁が重要なアナウンスをするんです。今回もパウエル総裁が大きな発表をしました。
何を発表したのか?2つ発表しました。
まず、1つ目はかなり予測されていましたが、2%のインフレ目標が長期的なターゲットですが、短期的に2%以上にいっても良い。
なぜこんなことをやっているのか?

アメリカインフレ率推移

インフレをこの10年間見てみると、平均的に2%より下です。だから、ターゲットに到達していないので長期的に2%にするためには短期的にはもっと高いインフレ率を目指さないといけないです。それが1つ目です。
もう1つの発表はもっと重要です。雇用についてです。国の雇用がMaxになるために偏差的(deviations)に分析するのではなく、効果(assessments)で分析する。ここが重要です。
なんでここが重要なの?歴史を見てみましょう!
アメリカの中央銀行は2重義務というので動いています。アメリカの中央銀行は1913年に設立されました。
設立された時の方針が訂正されたのが、1977年です。
その時に3つの義務が定義されました。
1.その国のために最大限に雇用人数を上げる
2.安定した価格にする
3.長期的な金利のコントロールをする
2重義務(dual mandate)というのは、この2と3がほとんど同じだからです。2はインフレと関係があり、3もインフレと関係があるからです。
ここに関して木曜日に発表したことは短期的に2%以上を目標にするということです。とてもリフレ的ですね。インフレをもっと高い目標にすることによって「安定した価格にする」を実現しようとしています。
もう1つは雇用に関して偏差的ではなく、評価的にするんです。つまり、失業率が上がって雇用率が下がる時に金利を下げるというように今までの30年間は動いていました。(この辺りのFRBの理念に関するものの理解を深めてくれそうな文献はこちら。参考になれば)
逆に雇用人数が上がって失業率が下がる時にFRBは金利を上げ始めるんです。これは実は前の総裁のジャネット・イエレンがずっとやっていたことです。

FRB金利

2015年辺りから短期金利を上げていたんです。インフレはまだ2%に達していなかったのになぜ上げていたの?
その理由は雇用率です。

アメリカの雇用率

雇用率がずっと高かったんです。なので、インフレになりすぎる前に金利を上げるというのが2重義務のところです。今回は、これを偏差的から、評価的にするんです。
今回の変更によって例えば61に戻ったとしても下がる可能性があるのであれば金利を上げないんです。これが評価的です。2015年からやっていた金利を上げるというようなことはやらないんです。
ここがとてもリフレ的で重要なので皆さんに理解してほしいです。ここが大きなインパクトがあると思います。

②これがどのようにDOW JONESと金融株に影響があるのか

DOW JONESはセクター別に見てみると。

青がS&P500で赤がDOW JONESです。
この違いを見ると、DOW JONESの方が圧倒的に多いのが “Industrials”(工業), “Financials”(金融)と”consumer discretionary”(一般消費財)です。少ない部分が”Technology”です。ここで大きな差があるんです。
ここが理由で特に金融の部分で差があるため、DOW JONESとS&P500でパフォーマンスが変わっているんです。

DOW JONESは8%程の上昇ですが、S&P500は19%今年上がっています。
大きな差があるのはウェイティングが違うからです。
木曜日出たニュースは長期的にとてもリフレ的です。長期的にインフレが上がるとすると長期的に恩恵を受けるのは金融株やエネルギー株とかコモディティの株です。
もう1つは金融株は短期的にFRBからお金を借りています。そして長期的にお金を貸しているんです。その差が重要です。
そして、この差が広がって利益を作りやすくなります。だからこそ金融株に大きな恩恵を与えるんです。
見てほしいのは、アメリカの10年利回りです。

10年債利回り

このチャートの2つ前のキャンドルが木曜日です。木曜日には大きな上がりがありました。金曜日は少し下がったけど。
実は8月に底を付けてそこからかなり上がっているんです。それは、jackson hole symposiumのインフレの部分の発表に関してはかなり期待があったからだと思います。
でも、もう1つの部分に対してはあまり期待をしていなかったと思う。だから8月に1回上がり、木曜日にバーンって上がった。
今はテクニカル的にもよく見えます。さらに長期的に上がるかもしれないと思います。
今度はアメリカのセクター別に見てみると。Techの方は木曜日に発表されてからほとんど動いていません。

QQQ – Chart

一般消費財セクターもほとんど動いていません。少し下がっています。

XLY – Chart

小売リテールセクターも見てみると。

XRT – Chart

こちらもほとんど動いていません。少し下がりました。これはなぜかな?

XRT – Chart

少し長いスパンで見るとコロナ前から回復してかなり上がっています。これは一般消費財もTechも同じです。
そして、直近で下がったもう1つの理由はお金がローテーションしているからだと思います。どこにローテーションしているかと言うと。

XLF – Chart

木曜日に1.4%程上がりました。かなり大きな上がりです。出来高もすごい大きいわけではないですが、そこそこあります。
もう1つがエネルギーです。

XLE – Chart

XLEも上がっています。
この2つのセクターはコロナの前まで回復幅がたくさんあるんです。

XLE – Chart
XLF – Chart

なので、ここを見てみると長期的にこの2つにはローテーションのお金が入ってくると思います。
だからリフレーションで恩恵を受けるために、この2つのセクターに投資をすると思う。
なぜ?
今週出たこの大きなニュースの影響でローテーションが起きると思います。

③僕のオススメ

皆さん、いつもの通り投資は自己責任です。最後は自分の判断で決めて下さい。

長期的(1年以上)のオススメは7割から9割を上図のように分散して投資をすることをオススメしています。
その緑の中でアメリカの株としてTech、 小売リテール、一般消費財の株を持っていたらそこを金融株とエネルギー株にローテーションすると思います。あとは、少し工業株にも入れるかな。これは、長期的だと思います。
なぜかというと、この新しいFRBの政策は長期的な変更だからです。
もう1つはXLFを短期的にオススメしていました。
まだこれは持つべきだと思います。最初にオススメしたのはマウスの辺りです。

XLF – Chart

そこで短期的に上がってエキサイトしました。その後下がってがっかりしました。その時に半分売るというオススメをしました。
まだ含み益は出ている状態だと思います。MACDとかはまだ明確なトレンドが出ていないですが、重要なのがアメリカの10年債のイールドです。

アメリカ10年債

このチャートが良いです。このMACDはかなりスムーズでここが上がっている限りアメリカの金融株は恩恵を受けると思います。
だからXLFは短期的に持ったまま何もしないのがおすすめです少しQQQでヘッジをしても良いかもしれないですが、これは自分の判断で行って下さい。
それが今日のまとめです。

今日も見てくれてありがとうございます!
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おわりに

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