ベーシックインカム制度【問題ある!!】

はじめに

ベーシックインカム!お金を何も労働しなくてももらう。
これは今大きな話題です。
実際の定義を見てみると。政府が皆に与える給付金です。
なんていう素晴らしいアイディアなんだ!!と思いますよね?
ただ、僕の意見では3つ問題があると思います。これを今日は皆さんに紹介したいと思います。

今日のテーマ

①ベーシックインカムの定義
②問題点1:労働時間が少なくなる?
③問題点2:経済に対する影響は?
④問題点3:どうやって政府が財源を確保する?

①ベーシックインカムの定義

色々やり方がありますが、大きく2つのやり方があります。
以下の図を見てください。

Milton Friedmanが提唱するベーシックインカムを実現する2つの方法

一番簡潔に言うと、政府が皆に給付金を出すということです。コロナの給付金のようなものを継続的にやるんです。
それを実現する時に大きく2つの方法があります。
上の図の赤と青のやり方です。

赤のやり方

赤のやり方ではStipendという部分で誰でも平等に同じ金額を給付します。そして、各々が稼いだ金額に対して傾斜的に税金をかけてオレンジの額を各個人が手に入れられるようになる方法です。

青のやり方

青のやり方ではある一定の分岐点を超えるまでは税金を払う代わりにもらう(negative tax)、そしてある一定の分岐点を超えたら税金をかけてオレンジの額を各個人が手に入れられるようになる方法です。

ベーシックインカムには色々な説がありますが、ほとんどが赤のやり方か青のやり方かその2つのコンボになっています。
そして、これをローカルでやるのか全国でやるのか、一時的にやるのか継続的にやるのかなど色々なやり方が提案されています。
これが基本的なベーシックインカムについての説明です。

②問題点1:労働時間が少なくなる?

ベーシックインカムを実施したデータを見ると、労働時間が少なくなります。
実はアメリカでベーシックインカムの実験があったんです。
1968年から1980年までの間で先程の青のやり方で実験を行ったんです。
アメリカの6の週でランダムテストを行いました。
その結果でLosing Groundという本が書かれています。
この中で言われている1番大きな結論は、労働の時間が減ってしまったということです。
夫は9%働く時間が減り、妻は20%働く時間が減りました。
独身女性では25%働く時間が減りました。
独身男性では43%働く時間が減りました。
なので、結論では労働時間が低下したのは圧倒的に明確ということでした。

この図のようにたくさん働いて半分税金を取られるか、何も働かないでお金をもらえるかだとほとんどの人が何も働かないでお金をもらう方を選ぶということです。
なので、働く時間が減ってしまったということです。

③問題点2:経済に対する影響は?

お金をもらったとして、そのお金はどこにいくの?
経済に回っているの?
僕は回っていないと思います。
コロナで見てみましょう。

コロナの給付金が支給された後に家計が圧倒的に急増しました。定額給付金が払われてほとんどの人は貯金したんです。
余剰になっているんです。回っていないんです。
コロナでもちろん困っている人はたくさんいます。そこに支給するなと言っているわけではないです。
僕は国連が言っているような一時的なベーシックインカム。そして、貧困な人たちに対するやり方を支持しています。

配ったけど、回っていない。なぜ?
これは世界の貯蓄率を見ると面白いことがわかるんです。
ここを見ると日本は世界の平均と同じくらいの貯蓄率に見えます。
ただ、この数字は政府と民間を合わせた貯蓄率なんです。
個人の貯蓄だけを見る時には 貯蓄 / 消費で見るべきだと思います。
家計の貯蓄 / 家計の支出の割合を見てみると。

これはずっと上がっています。
日本人は支出に比べて貯蓄をしているんです。

家計の支出単体で見ると、危機の時には下がるんです。

これは当たり前です。
次に見たいのは家計の借金 / 国のGDPです。
これはずっと低下しています。

これはすごいです。90年を境に低下しています。
借金はだめ!とか借金は危ない!とか言いますが、僕は借金は少しあっても良いと思います。
ただ、良い借金と悪い借金があって、借金より利益が出ているのであれば良い借金だと思います。
ぜひ、レイ・ダリオの本を読んでください。良い借金と悪い借金があるんです。
そして、ここで示したいのはここ30年くらい日本の家計は借金を増やしていない。
なぜなの?
実は、一時的なことではなくずっと貯金が増えているんです。

個人の金融資産推移を見てみると、1600兆円以上になっています。
ずっと一方通行に上がっているんです。
だから、一般的に見ると日本人は給付金とかを上げても使わないで貯蓄に回すんです。
これはコロナのときだけではなく何十年も上がっているんです。

この理由は僕はGDPが上がっていないから。インセンティブがないからだと思います。

貯蓄した方が安全というのがなんとなく考えの中にあって、そして貯蓄から何かに投資をするというのがリスクがあるという考えが強いです。
それはインセンティブがないからです。
ベーシックインカムをしても経済には回らないと思います。

④問題点3:どうやって政府が財源を確保する?

僕の意見ではベーシックインカムを政府ができないと思います。
なぜなら、政府の財政健全化の観点からです。
財政健全化という考え方は政府の借金 / 国のGDPで考えます。
政府の借金 / 国のGDPの比率で見ると、日本は237%です。

MMTの理論がありますがその理論とは別のことを言おうとしています。
MMTで破綻するか破綻しないかの問題ではないです。
借金があるから政府が財政健全化を気にしている中でベーシックインカムをとてもやりにくいということです。
政府は今すごい勢いで国債を発行していますが、それを買っているのはほとんど1つの組織です。日銀です。

今は50%程度ですが、この勢いでいくとあと5年位で100%に到達してしまいます。
100%に行くと日銀が買えなくなるのでその時に問題が起こると思います。
MMTの人たちが言うように破綻にはならないかもしれませんが、問題が起こると思います。
それは信用レートです。

日銀が買えないということは外国の人などが購入するということです。
国債の信用レートが下がっていくと、買う人がいなくなってしまいます。
今はAがついていますが、Aがなくなってしまったら買う人がなくなってしまいます。
買う人がいなくなったら国債を発行できなくなってしまいます。
そうすると、デノミかデプ取りストラクチャーとか何かが起こると思う。何かの通貨危機になると思う。
この時が来ると思って、財政健全化をしようとしていると思う。
だから、ベーシックインカムはやらないと思います。
逆に政府は消費税を上げています。

これはものすごくダメージを受けています。

日本のGDPの6割は家計(個人)の消費支出です。
これは企業ではなく、政府でもなく個人です。ここが6割なのです。そして、GDPも上がっていない。
だから、貯蓄するじゃん!当たり前じゃん!
このシステムが変わらない限りベーシックインカムは日本では効果がないと思っています。

⑤僕の意見

ベーシックインカムは貧困などの人たちを救うために一時的にやることは良いと思います。
ただ、継続してやると人々は働くインセンティブがなくなり、皆が働かないというようなことを選ぶと思います。
AIなどがあるじゃん!という話があるとは思いますが、僕の中ではAIはまだ存在しないです。
AIはシンギュラリティーが起こった時に存在すると言えると思います。それはずっと先です。
今の世界ではデータを見てみると、労働の時間が短くなり、お金は回らなく、政府は財政の健全化をしないといけない。
これらを見て、ベーシックインカムなんてとても難しいと思います。もっとやるべきは財政健全化の元だと思います。

ただ、僕の予想だと日本はベーシックインカムをやると思います。アメリカがやって、ヨーロッパがやってってなるとそれをコピーして日本もやると思います。
起こってしまうと思う。しかし、効果はほとんどないと思う。
今やっている量的緩和もベーシックインカムと似ていますよ!ただ、企業とマーケットに与えているお金です。
そちらに与えているお金を次のステップでは市民に与えると思います。なのでたぶん来ると思います。ただ、それが起こっても効果はないと思います。
そして、この何十年か何年かの間に来る未来だと思います。その時は危ないと思います。

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