ボラティリティとスキューの違い!【オプションの基本】

はじめに

ボラティリティとSKEW(スキュー)についてです。
この2つはとても重要です!

これらを学べばマーケットの分析の時にすごく頼りになります。
マーケットの方向を予測できるようになるんです。

だから、ボラティリティとSKEWを学んでほしいんです。

前提知識

今日の話を聞く時にデリバティブというものが何なのかわからない場合、デリバティブのビデオ(【初心者でも分かる】デリバティブ金融商品の基本)をぜひ見てください。
デリバティブを理解してからこれを見た方が良いと思います。

オプションとは

オプションは未来に何かを買う・売る権利です。
特に金融商品の中では株のオプションについて話したいです。
株の世界でオプションを話す時に、オプションをどうやって計算するのかという時によく使うのがブラック・ショールズ・モデル(BS式)というモデルです。
このモデルが一番よく使われています。

これは難しく思えるかもしれませんが。
重要なところは以下の5つです。
・未来の買う権利、売る権利の価格
・今の価格
・期限
・利子
・ボラティリティ

この中でボラティリティが一番重要で計算するのが難しいんです。
他のものは比較的計算するのが簡単です。

そして、ボラティリティでオプションの世界の全部のプレミアム(オプションの費用)が決定されます。
今日はそのボラティリティにフォーカスを当てたいです。

ボラティリティとは?

よく僕が株の分析の時に話をする、ボラティリティ指数というものがあります。

VIX

ボラティリティ指数はVIXというものです。
ここに関しては投資術の本でも話しているのでぜひ読んでください。(下にリンクを付けておきました)

このVIXというものは、S&P500の未来のボラティリティを予測しているものです。
実はこれは未来のボラティリティのAt The Money(アット・ザ・マネー)というものを予測しています。

At The Moneyって何なの?

オプションにはだいたい4つの種類があります。(オプションの理解の助けになりそうなサイトがあったので、リンクを貼っておきます。)

権利を買うか売るかによって、4種類に分けられます。
At The Moneyというのは、未来に買うか売るかの権利のストライクプライス(行使価格)が今の価格と同じというものです。(At The Moneyの理解の助けになりそうなサイトのリンク)

例えば、今テスラの株が700ドルの場合に、未来に700ドルで買うという権利はAt The Moneyのオプションになるんです。

つまり、今の価格と未来でオプションを使える価格同じというものがAt The Moneyになります。

VIXはAt The Moneyのボラティリティ

なので、いつも僕が使っているVIXというものはS&P500の株のAt The Moneyを示しているボラティリティということです。
未来の変動率は今の価格と未来の価格が同じストライクプライスの時がVIXなんです。

ここから違う世界に行きます。
SKEW(スキュー)です。

SKEWを理解するためのボラティリティ

ボラティリティというのは変動率です。
何かが動くとすごいボラティリティになって、動かないとボラティリティが小さいということになります。

SKEWはオプションの世界だと、期限切れの時のストライクプライスがどれだけ株の価格から離れているかによってボラティリティのカーブが変わるんです。

ボラティリティの世界では、”SMILE”と”SMIRK”というものがあります。(動画の中で説明時に使っているサイトページ)

株の世界だと”SMIRK”になるものが多いんです。

ボラティリティというのは変動率と考えても良いんですけど、さっきも言ったようにオプションの費用を計算する時に一番重要な部分なんです。

オプションの費用は、ストライクプライスが下がってくるとだんだん上がるんです。
なぜかというと、1980年代に大きなクラッシュがあったんです。
そこからオプションの世界は変わってきて、特に株価が下がる方に対するリスク管理が多くなったんです。
それによって、株価が下がった時の費用、保険料が高くなったんです。

だからこそ、株価が下がる時の保険の費用の方が株価が上がる時の保険の費用より高いんです。
そのため、株の世界は”SMIRK”のような曲線が下がっていくようなボラティリティカーブになっています。

これはFXの世界と先物のオプションだと少し違います。
FXや先物の場合はAt The Moneyの費用が安いんです。ただ、だんだん離れるともっと費用が高くなるんです。
なぜなら、確率的に起こる確率が低いのでオプションを売っている人たちももっと高い値段で売りたいんです。
それは、売っても使われないという状況になるからです。

これは正規分布曲線といいます。
オプションの世界ではAt The Moneyオプションは真ん中にあって、右端や左端のように離れた場合はOut Of The Moneyオプションと言うんです。

真ん中の方ではよく言われるのはデルタが50くらいと言われます。50%の確率でオプションが使えるか使えないかです。
離れていくと確率が下がるのでデルタも下がっていきます。

SKEWとは何なのか?

僕がこれから説明したいのはSKEWです。SKEWとは何なのか?
SKEWというのは今まで言っていたボラティリティの中でOut Of The Moneyボラティリティのことです。
なので、正規分布曲線の右端と左端のようなことを言います。
すごく異例な外れ値でオプションを取引しているものなんです。
たぶん、起こらない。けど、そのオプションがあるんです。

例えば、テスラが50%下がる、アップルが50%上がるというようなクレイジーな確率のものを取引しているオプションがあるんです。
その世界ではSKEWというものに注目するべきです。

これはS&P500のSKEW指数のSKEWというものです。

これはSKEWでVIXとは少し違うものです。
ただ、だいたいの考え方は似ています。

これは未来のS&P500のボラティリティを予測しているものです。
しかし、これはOut Of The Moneyのものなので、外れ値のものです。
とても外れいている場合(Out Of The Money)の場合のボラティリティはどれくらい高いのかを示しています。

先ほどのVIXというのは正規分布曲線の真ん中辺りのことを指しています。

真ん中のマウス辺りの変動率(恐れ指数)は何なのかを示しているのがVIXです。

SKEWの方はクレイジーな時、異例な時のボラティリティはどれくらいなのかを示しています。

両端のマウス辺りの変動率を示しているのがSKEWです。

面白いのはSKEWはアメリカの株式指数とあまり相関係数がないんです。

VIXは株価が上がる時に下がって、株価が下がる時に上がります。

SKEWは全然別物なんです。
SKEWというものはすごく確率が低いものに対する保険料がどれくらいなのかを示しています。

いつも見ているSKEWは何を見ているのか?

これがどのようにいつもビデオで話していることと関係があるのか?

SKEWは2つのものを比べることもできるんです。

僕がよくMarket CHAMELEONで話しているSKEWはPutオプション – Callオプションを比べています。

例えば、これは 25-Delta Put IV – 25-Delta Call IVです。

25-Deltaというのは先ほども言ったように真ん中の方ではなく外れ値のことを指しています。

ここで、真ん中の方ではなく外れ値の未来の出来事を予測しているオプションです。

25-Delta Put IV – 25-Delta Call IVは何を示しているのかというと。

すごい大暴落の確率のあるオプションの保険料 – すごい大暴騰の確率のあるオプションの保険料の差なんです。
IVは変動率ですが、先ほども言ったように変動率はオプションの費用なので保険料として考えてください。

そしてこの、25-Delta Put IV – 25-Delta Call IV、下がる保険 – 上がる保険の差は株式市場と逆に動きます。

なので、株式市場が暴落している時に上がります。

なぜかというと、Putオプション(下がる保険)の需要がすごく上がるからです。
なので、株式市場と逆に動きます。

つまり、このいつも見ているSKEWはVIXと同じように動きます。
しかし、計算の仕方が全然違います!
なのでここをぜひ理解してください。

今日はかなり難しい内容だったと思いますので、何回も見てください。

今日も見てくれてありがとうございます!
ぜひ、英語動画も見て下さい。

おわりに

英語動画

元動画

影武者が決算を学ぶ!

決算について学び始めたのでそちらの記事です。ぜひご覧ください。
【読書記録】決算を元に投資ができるようになりたい! 営業キャッシュフローのよい会社を買えとは?

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