米国債利回り急騰すれば、ナスダック暴落するか?

はじめに

米国債の利回りが段々上がっています。
これが上がるとTechの株に対して最悪なことなのではないか?暴落するのではないか?というような記事があるので、解説したいです。

米国債の利回りが上がっていることが話題になっている

米国債の利回り(イールド)が今はかなり話題になっています。
今は10年債の利回りが話題になっています。

今は1.13です。
これが上がると株とどのような関係にあるのかということを後ほど説明したいです。
そして、記事も出ているのでそちらも解説したいです。

米国債のイールドが上がるとなぜ株価に影響があるのか?

主に2つの観点で考えることができます。

①DCFの計算結果に影響が出る

記事でも言われていることですが、米国債のイールドが上がるとDiscounted Cash Flow(DCF)というものにすごく影響が出ます。

ここは株価の価値を求めるための計算方法です。

これは利回り(interest rate)に対してとても敏感です。
なぜかというと、ここの計算によると1年目、2年目、3年目… と価値を求めていくのですが、価値を求める時にキャッシュフローが分子で利回りが分母になるんです。
利回りが上がるほど、DCFは小さくなってしまうんです。

②債券を買うインセンティブが高まる

債券の利回りが上がると、債券を買うインセンティブが出るという議論もあります。
株と債券というのは投資の世界では一番大きな投資商品です。
そして、株と債券のどちらに投資をするのかを考える時によく比べられるのは、株の配当利回りと債券の利回りを比べてみるんです。
債券の利回りが高くなると投資する際のインセンティブが上がります。
そして、株を買うインセンティブが低くなってしまいます。
特にこれは配当利回りが低いハイテク株に影響があるということです。

その他にもPERを計算する時には分母に利回りが入るようなこともあります。

ただ、ここには大きな誤解があると思います。
そのため、その誤解を解説したいです。

誤解とは何なのか?

国債利回りと株価の相関係数を見てみましょう。

10年債利回りとQQQの相関係数

月足の20年間の10年債利回りとQQQのチャートを比べてみると。
時々相関係数はポジティブで、時々相関係数はネガティブなんです。

国債利回りが上がるとハイテク株が暴落するというような話の前提には逆に相関するという前提があるはずで、その前提が正しければ相関係数はネガティブになっているはずです。

しかし、長期的に見ると時々一緒に動いていて、時々逆に動いているということが事実だと思います。

10年債利回りとQQQの相関係数

日足で見てみても、つい最近のところでは利回りが上がっている時に株価も一緒に上がっていたんです。
なので、最近のデータを見ると一緒に動いているということがわかります。

今皆が懸念していることは、逆に動くということなんです。
利回りが上がって、NASDAQが下がるということです。
歴史を見ても、一緒に動いたり動かなかったりするので、僕は国債利回りが上がるとハイテクが下がるという理論は信じていないです。

たしかにこのような理由でNASDAQが売られるようなこともあるかもしれませんが、国債利回りを見てみると。

コロナの前は1.5%くらいやもっと高かったんです。
これはただ元に戻っているだけだと思います。
下がりすぎていたので平均に戻っているだけだと思います。

僕の意見

いつもの通り、投資は自己責任でお願いします。

長期的なおすすめ

長期投資

今はたしかに国債のイールドが上がっています。
国債のイールドは価格と逆に動くんです。
だから、本当の国債のイールドが上がっているストーリーは国債の価格が下がっているということだけだと思います。

国債の価格は下がり続けるかもしれません。
そうすると、長期ポートフォリオの赤い部分の価格が下がってしまうということが起こるかもしれません。

長期投資

今行うべきことは赤い部分が大きくなりすぎていないかということをチェックするべきだと思います。
時々日本人は安全投資に大きく資産を振り分けるんです。
なので、大きくなりすぎていないかのチェックをする良いタイミングだと思います。

株に関しては今は大きな影響はないですし、歴史的にも大きな影響はないと思うので、NASDAQに限らず積立投資を続けて良いと思います。
たしかに、NASDAQから配当利回りなどがもっと高いようなバリュー株にローテーションがあるかもしれないのでそこにも投資を続けることをおすすめします。

だから、ETFのビデオ(【初心者でも簡単】ETF投資で老後資金ポートフォリオを作る!)などを復習してどのように自分のポートフォリオを組むのかを考えてみてください。
今はコモディティとかエネルギー株とか銀行株の方がハイテク株より面白いと思います。
ハイテク株も持っても良いと思いますが、どれをどれくらい持つのかという割合も考えると良いと思います。詳しくは僕の本にも書いてあるのでぜひ見てみてください。(下にリンクをつけておきました)

今日も見てくれてありがとうございます!

おわりに

元動画

影武者が決算を学ぶ!

決算について学び始めたのでそちらの記事です。ぜひご覧ください。
【読書記録】決算を元に投資ができるようになりたい! 営業キャッシュフローのよい会社を買えとは?

影武者が資産形成のゴールを考える!

資産形成はどこまで行えば良い? 老後資金から考える!

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