新興国の株、短期的に危険か?

はじめに

新興国株に対しての面白い記事が出ていました。
バイデンになってアメリカドルが上がり続けると新興国株に対してすごく大きなリスクがあるのではないか?ということを言っている記事です。
ここについて解説をしたいです。

記事を見る

この記事を見る前に。
まず、アメリカドルがなぜ上がるのか?
そして、アメリカドルが上がるとなぜ新興国株にダメージがあるのか?ということを説明しています。

アメリカドルがなぜ上がるのか?

アメリカドルが上がるということが今は色々言われていますが、アメリカドルが上がるということはリスクオフがまず考えられます。
リスクオフになる理由としては、バイデンの出す経済対策が期待外れの可能性があります。
また、これから新しい経済政策が期待以上でインフレ期待でアメリカドルが上がるということも考えられます。
インフレ率が上がるということは中央銀行が決める利率が上がるんです。

・リスクオフになる
・インフレ率が上がる

この2つの理由によってアメリカドルが上がるという噂が出ています。

なぜ新興国株と関係あるのか?

新興国はコモディティとよく一緒に動きます。
天然資源がある新興国が多いんです。
資源を中心にして経済が動いているというところが多いんです。

ブラジルだと銅や農業がとても大きく、メキシコは銀の生産がすごいですし、ロシアや中東もエネルギーがとても大きいです。
アフリカも色々なものを生産しています。

コモディティはドルが上がると下がるんです。
なぜなら、コモディティはドル建てだからです。

だから、コモディティが下がると新興国の株が下がるということがあります。
これが1つ目の理由です。

もう1つの理由は通貨です。
ドルが上がると他の通貨が下がるんです。
これは分母と分子の世界です。何かが上がると何かが下がります。
ドルが上がるということはほとんどの他の通貨は下がってしまいます。

通貨が下がるということは新興国では特に株式市場に良くない影響を与えるんです。
通貨の価値が下がると不安感が増すんです。
だから、株だけでなく債券の世界に大きな影響を与えます。

・コモディティが下がると新興国の株が下がる
・通貨が下がると新興国の株が下がる

そのためここで挙げた2つの理由で歴史的に新興国の株に影響を与えるんです。

チャートを見る

実際にチャートを見てドルの動きと新興国株の動きがどうなっているのかを確認したいです。

主に使うのは相関係数です。

S&P500とDXY

最初にS&P500とDXY(ドルのバスケット)を比べてみましょう。

S&P500とDXYの相関係数

この相関係数を見ると相関があったりなかったりします。
ここ数年だとネガティブな期間の方が長いです。
なのでアメリカの株式市場にとってはドルが上がっている時は良くないということです。

新興国ETFとDXY

EEMとDXYの相関係数

EEMという新興国を集めたETFとDXYの相関係数を見てみるとほとんどネガティブです。
つまり、ドルが上がる時は下がりやすく、ドルが下がる時には上がりやすいんです。

VWOとDXYの相関係数

VWOという新興国株のETFとDXYの相関係数もネガティブになっています。

新興国の指数とDXY

SHCOMPとDXYの相関係数

SHCOMP(上海総合指数)とDXYの相関係数を見てみると、これも時々相関が高い時もあれば、時々相関が低い時もあるんです。

HSCEIとDXYの相関係数

HSCEI(香港総合指数)とDXYの相関係数を見てみると。
ここも時々ポジティブで時々ネガティブです。

NIFTYとDXYの相関係数

インドとDXYを比べてみても相関は高くないです。

PSECとDXYの相関係数

フィリピンとDXYの相関係数を見てみてもそれほど相関は高くないです。

VNINDEXとDXYの相関係数

ベトナムとDXYの相関係数もそれほど相関はないです。

COMPOSITEとDXYの相関係数

インドネシアとDXYの相関係数を見てみると、それほど遺書には動いていません。

実際にどう考える?

だから、ここで投資をする時に考えないといけないのはドルが動くときにあなたが新興国株に投資しているものがドル建てなのか、新興国通貨建てなのかということを考えることだと思います。

特に上で見てきたように相関係数を見るとドルが上がると敏感な新興国株と敏感ではない新興国株があります。

ベトナムやフィリピンやインドネシアはドルの動きの逆に動くわけではなく、関係なく動くんです。
だから、このような新興国株の方がドルが上がるような時には面白いと思います。

逆に今危ない状況だと思うものは新興国株ETFのEEMやVWOはドルが上がると下がりやすいと思います。

ドルの純投機ポジション

皆さんに忘れないでほしいのは今のドルのポジションは10年振りくらいの低さなんです。
だから、本当に気を付けるべきだと思います。

僕の意見

長期的なおすすめ

長期投資

長期的にはあまり関係ないと思います。
積立を続けてください。

短期的なおすすめ

短期

今は短期的にアメリカドルが上がるとしたら特にEEMやVWOは下がる確率が高いかもしれません。
そのため、気を付けてください。

ただ、僕は今は極端なポジションになっているだけで少しドルが上がったらまた下がり続けると思っているのでその心の準備もしておいてください。

今日も見てくれてありがとうございます!

おわりに

元動画

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