インサイダー売り圧力が活発、バブル崩壊のサインか?

はじめに

今はインサイダーの売りが30年間の高水準なんです。
これが大きいバブル崩壊のシグナルなのか?という記事が出たので解説したいです。

記事を見る

記事ではインサイダーの売りとインサイダーの買いの比率のチャートが出ていました。

黒い線はインサイダーの売っている数 / インサイダーの買っている数です。
それを見ると、歴史最大です。

これを見るとOh My God!と思いますが、詳細を見てみましょう。

詳細を見ると、上の表は金額を表しているのではなく、数を表しています。

そして僕が重要だと思うのは、インサイダーが株を売るということはもう既にカウントされていて、インサイダーが株を買うことを指す自社株買いはまだ行われていなくてこれからやる企業が多いんです。

すなわち、黒い線を作っている式は以下のような式なんです。

株式を売る(既に起こったこと) / 株式を買う(まだ実現していないこと)

こういう記事は詳細をこのようなよく見るべきだと思います。

そして、下の赤い線は下のような式でできた線です。

S&P500でどれだけ自社株買いが起こったか / S&P500の価格

この赤いチャートを見ると、S&P500の中ではコロナの前と比べて少ない会社が自社株買いをしているということです。
もちろん、コロナによって悪影響を受けた会社もたくさんあります。
だから、去年と比べたらまだその水準までは戻っていません。

もし、自社株買いの水準が戻るとしたら黒い線ももっと低い値になるかもしれません。

PERが高いことは本当に問題なのか?

そして、記事の中ではインサイダーの売りが多い理由としてバリュエーションがドットコムバブル以来の高い水準にあり、そこにリスクがあるからだと言っています。
よく見られるバリュエーションを測る尺度はPERなので、そちらを見てみましょう。

S&P500のPERを見るとたしかに過大評価の側面はあるかもしれません。

今は38という値で、ドットコムバブルの時は45程度でした。
なので、危ないかなと思うかもしれませんが、よく見てみるとリーマンショックの時は122という値です。
そして、実際に122という値を付けているのは2009年の春です。
2009年の春というのは、マーケットが一番低かったんです。

それはどういうことなのかというと、その時には利益を出していない会社がいっぱいあったんです。

実際にS&P500のチャートを見てみると、2009年の2月、3月というのはちょうどマーケットの底でした。
そこから株式市場は上がっていきました。

そして、その時にPERはとても高かったんです。
だから、価格は上がっていましたが利益は付いてきていなかったということです。

そして、2007年のところのPERを見ると18とかすごく低かったんです。

2007年というのはすごく上がっていた時ですよ。
その時にPERが低かったんです。

そして、マーケットが下がり始めてPERが上がったんです。

だから、多くの人はPERが高い時に株を売るんだよね!って思っているかもしれません。
しかし、これは誤解です。
いつもそうというわけではないんです。
たしかにドットコムバブルの時はPERが高い時が株式の頂点と同じような位置でした。
しかし、リーマンショックの時は完璧に逆だったんです。

なので、PERを利用して株を買うタイミングや売るタイミングを考えるということは時間の無駄だと思います。

コロナはこれまでの危機と比べて異例な危機

また、この記事自体では大きな誤解を生むような表現になっていると思います。
黒い線はすごく上がっているように見えましたが、株を売ることは既に実現したもので、株を買うことはまだ予測で実現していないんです。
だから、黒い線はすぐに値が変わることができるんです。
分母が急に上がる確率があるんです。

特に今はコロナの影響で自社株買いができない状況にあるかもしれませんが、6か月とかしたら状況が変わると思います。

だから、このチャートは一時的なものだと思います。

今は色々な数字が一時的な急な動きをしています。

アメリカの失業率も急に上がって下がっていました。

アメリカのGDPも急に下がって上がっています。

なので、コロナは異例な危機でした。
本当に実体経済に影響が来たのは数か月だけで急激に色々なものが下がりました。
そして、急激に回復しました。

なので僕の意見としては今回の記事は完璧に無視して良いと思います。
バブルが崩壊するというシグナルでは全然ないと思います。

そのため、長期投資も短期投資もこれまで通りに続けてください。

今日も見てくれてありがとうございます!

おわりに

元動画

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